熱中症について
2008 年の夏から,月例荒川サイクリングの案内を出すときに,「暑さ指数 (WBGT) の予報で 30 越えたら中止にするかもしれません」とアナウンスしてきました.先月 ( 2015 年 7 月 ) は事前の予報が 33 という数値になったので中止にしました.2008 年から WBGT 指標に注意してきましたが,月例荒川サイクリングを中止にしたのは先月ははじめてでした.
もちろん決行と案内した場合でも,参加するしないの判断は個別に判断してもらうことになります.それでもあまり運営側として一定の危険がある場合は中止にするのが責任のある態度だと思います.
自己責任という言葉があります.
普通は自己責任という言葉は,責任をとるという話ではなく「責任を取りません」という宣言です.
運営側が参加者に対して自己責任という言葉を使うときは,運営側の責任範囲を限定するときで,つまりは「責任を取りません」という宣言です.
参加者側が「自己責任」という言葉を使うときがあります.その場合は自分で責任をとるという意味で言葉を使っているようですが,まず参加者個人が責任をとることはできません.
参加者がイベント中に大きな事故になった場合は,本人は何の責任も果たせません.その事故以降にイベントが継続されなくなった場合,次回からのイベントを楽しみにしていた人に対して,どのような責任が取れるのでしょうか.できることは何もないのではないでしょうか.
運営側が「自己責任」と言って責任範囲を限定するのは仕方ないのですが,参加者の立場で「自己責任」という言葉を使うときは本当に何かしらの責任が取れるのか,そういう覚悟があるのかどうかをちゃんと考えてみるべきだと思います.
話を元にもどしますが,暑さ指数 (WBGT) の予報で 30 を越えたら運営側としては中止にします.
また運営側が決行するとアナウンスした場合も,個々の参加者は自分の体調などを考慮して参加するしないを判断してください.参加する場合は「自己責任」です.
つまり熱中症で倒れた場合も運営側の責任は限定的な範囲で,気がついたら休ませるとか救急車を呼ぶとか,できることは限られますということです.
文中で運営側と書いていますが,明確に月例荒川サイクリングの運営側なのは「おのひろき」一人です.
運営側に参加したいっていう人はいつでも歓迎します!
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